冷たいお水から、温かいお湯まで手間をかけずにすぐ飲める便利なウォーターサーバー。
ウォーターサーバーがあれば、「毎日のミルク作りが楽になりそう~」と思っているママも多いはず。
しかし、同時に「ウォーターサーバーの水を赤ちゃんに与えるのはダメなのでは?」「飲ませてもいいの?」と不安や疑問を抱えている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、赤ちゃんのミルク作りにウォーターサーバーの水を使うのはダメなのかどうかについてご紹介。
これから、赤ちゃんが生まれミルク育児を予定している人、毎日のミルク作りにウォーターサーバーの導入を検討している人はぜひチェックしてみてくださいね♪

現在4歳の男の子を育てている、まんまです。
- 探究人間です。イイモノ・使いやすいものを見つけるのが得意です。
- 今やウォーターサーバーは一家に一台というイメージがありますよね…我が家はもちろん、ママ友も使っているからポピュラーな製品になりつつあるのかな。
よろしくおねがいします♪
ウォーターサーバーをミルク作りに使ってはだめ?OK?
結論から言っちゃいますと、赤ちゃんのミルク作りにウォーターサーバーを使っても問題ありません!
事実、日本小児科学会でも「一定の規定」を満たしていれば水道水(ミネラルウォーター)を赤ちゃんに飲ませても良いとしており、なおかつミルクの調乳に使用しても問題ないと説明しています。
参考:日本小児科学会
それでは、「一定の規定」とはどのようなことなのでしょうか?具体的に見ていきましょう!
軟水であることが重要
ウォーターサーバーの水には、大きく分けて以下の2種類があります。
- RO水:水道水をRO膜と呼ばれるフィルターを通した水
- 天然水:地下の採水地から採水した水
まず「RO水」は、天然水をろ過し不純物を取り除いている、赤ちゃんにとっては安心な水といえるでしょう。しかし、不純物と一緒にミネラル成分も除去しているため、お水本来の味わいや体の健康のためのミネラルが摂取できません。
とはいえ、不純物を体内で上手に処理できない赤ちゃんには好都合な水といえます。
次に、天然水は「硬水」と「軟水」に分けられ、赤ちゃんが飲むべきなのは「軟水」です。赤ちゃんは内臓器官が未発達であるため、ミネラル成分が多く含まれている硬水を飲んでしまうと、お腹を壊し体調不良になる可能性が高いからです。
ミルク作りの湯温度は70度以上
世界保健機関(WHO)及び国連食糧農業機関(FAO)のガイドラインでは、「70度以上の温水」を使ってミルクを作ることを推奨しています。
理由としては、粉ミルクに含まれる殺菌を死滅させるためには、70度以上の温度が必要だからです。
ミルクの調乳にウォーターサーバーを使っている人の口コミ
ここでは、実際にウォーターサーバーのお水を使用してミルクを作っている人の口コミを集めてみました!

やっぱりミルク作りは1日に何回も作るものだから、なるべく手軽に作りたいと思うもの。ウォーターサーバーであれば、お湯を沸かす手間をはぶけるのが便利だね。
妊娠中は水飲めなくて2週に1度の配送でも水余るくらいだったのに、出産後はめっちゃ水飲める上にミルク作るのにも使うからウォーターサーバーの水配送毎週にするか……
— いつき🍓0m (@tanuraton) April 22, 2022

産後のママには、水分が欠かせないんだよね。ウォーターサーバーがあれば、ミルク作り以外にも、美味しい水を気軽に飲めるのはうれしいね!
赤ちゃんが完全ミルクだったら、ウォーターサーバーはかなり便利だよ!
というのも、水道水を沸騰させるとトリハロメタンという有害物質が発生するからなんだ。沸騰後に5分以上加熱し続ければそれも滅菌出来るんだけど、ママはそんなに時間かけてられないものね。
— 水丸@ウォーターサーバーの問題点を呟くよ! (@mrkohnb4Mk6Cn3a) April 29, 2022

そうなんだ…ただ沸騰させるだけじゃなく、5分以上も加熱が必要だとは…。これは高温を保てるウォーターサーバーは忙しいママでも手軽に使えていいね!
ウォーターサーバーのメリット・デメリット
ウォーターサーバーはミルク作りに以外にも、離乳食や湯冷ましとしても使える便利なものですが、当然のことながらデメリットもあります。
ここからは、ウォーターサーバーのデメリット・メリットをご紹介。これらを考慮し、購入を検討していみてくださいね♪
ウォーターサーバーのデメリット
ウォーターサーバーのデメリットは、以下の2つが挙げられます。
- 設置スペースが必要
- 毎月費用がかかる
ウォーターサーバーのサイズはピンキリですが、卓上型でも幅と奥行き30cm前後、縦40cm程度のサイズで設計されています。
コンパクトなサイズを選べば、そこまで場所をとりませんが、ご家庭によっては設置場所の確保が難しかったり、設置することで生活導線を確保できなかったりするかもしれません。
また、ウォーターサーバーを利用する際は、平均3,000円~5,000円程毎月かかります。そのため、節約中の方や月5,000円前後の支出が厳しい場合、負担の大きいサービスといえるでしょう。しかしながら、最近では妊娠中の方や子育てママであればお得に利用できるメーカーも増えています!
後ほど、おすすめのウォーターサーバーをご紹介しますね♪
メリット①時短になる
兎にも角にも、ウォーターサーバーを使うことでミルク作りの時短が叶います。
赤ちゃんが飲むミルクに水道水を使う場合は、不純物を除去するために、5分以上の煮沸をすることが推奨されています。
しかし、1日に何度も作るミルク調乳のたびに5分以上沸騰させるのは、貴重な時間も要してしまいもったいないと感じてしまうもの。
一応、水道水をまとめて沸騰させて、保温ポットに入れておくこともできますが、ぬるくなると菌が繁殖しやすくなってしまうため、早めに使い切らなくてはならなりません。
また、ミルク作りの時短アイテムとして使っている方も多い、「湯冷まし」※。
こちらも、水道水を5分以上煮沸して冷ますことで作れますが、冷ますことまで考えると時間がかかります。
このことから、赤ちゃんに与えても安心安全なウォーターサーバーであれば、手軽にミルクや湯冷ましが使えて時短になるメリットがあります。
メリット②コスパが良い
ウォーターサーバーの種類にもよりますが、コスパの良いメーカーを選べば、ガス代や電気代などの光熱費を抑えられるメリットも。
ミルク作りに必要なお湯は、煮沸させたり、電気ポットであれば長時間保温させたりしなければならないので、意外と光熱費がかかってしまいます。また、ミルク作りにかかる時間と光熱費の兼ね合いをみても、ウォーターサーバーを導入したほうがコスパが良いと感じるはず。
時間や手間をかけても「お金をかけたくない!」というい人には、ウォーターサーバーはおすすめしませんが、「手軽にミルクを作りたい」と考えているのであれば、お得なメーカーを選べばコスパよく使用できますよ♪
メリット③ミルク以外にも活用できる
ウォーターサーバーは、粉ミルク以外に湯冷ましや離乳食にも活用できるのもメリットの一つ。
ウォーターサーバーの水に塩素は含まれていないので、煮沸による消毒が不要です。赤ちゃんにもあげやすく、離乳食にもそのまま使用できます。
生後6か月を過ぎて「そろそろ離乳食を始めようかな」と思ったときでも、手軽に離乳食を作れちゃうのもウォーターサーバーの良い点といえるでしょう!
ウォーターサーバーで!ミルクの作り方
イメージしやすいように、ウォーターサーバーでミルクをつくる際の手順をご紹介します。
おおむね、以下のような工程で進めます。
- 哺乳瓶にお湯を注ぐ
- 粉ミルクを哺乳瓶に入れる
- キャップを取り付けて粉ミルクとお湯を振って混ぜる
- 流水で哺乳瓶の外側から冷やす
- 自分の腕にミルクを少し落とし、人肌かどうかチェック
- 人肌の温度まで下がればOK
水道水からつくる場合と比較して、水道水の煮沸消毒は不要という点が魅力です。
しかし、ウォーターサーバーの蛇口や受け皿、内部を定期的に掃除し、清潔に保つことも怠らないようにしましょう!
ミルク用にも使いたい!ウォーターサーバーの選び方
赤ちゃんにとって安心安全なウォーターサーバーを使いたいけど、種類がありすぎて選べない…という方も多いのではないでしょうか?
ここでは、ミルク作りにはもちろん。赤ちゃんが日常的に飲んでも安心なウォーターサーバーの選び方をご紹介します!
天然水であれば「軟水」をチョイス
赤ちゃんのミルク作りに使うお水は、軟水でなければいけません。
冒頭で書いたように「赤ちゃんのミルクにウォーターサーバーはダメ」と言われることがありますが、正確には「硬水のミネラルウォーターを使ってはいけない」という事です。
「RO水」であれば、軟水・硬水関係なく不純物が入っていないので気にする必要がありませんが、天然水(ミネラルウォータ)の場合は、お水にミネラルがどのくらい含まれているか、水の硬度をチェックしましょう。
また、硬水などのミネラルの多い水には、ヒ素などの有害物質も含まれているので胎児への影響を考えると、妊婦さんが硬水を飲むのも避けた方が無難です。
ちなみに、「軟水」や「硬水」それぞれの基準は以下の通りです。
<WHOの基準>
- 0~60mg/l未満・・・軟水
- 60~120mg/l未満・・・中程度の軟水
- 120~180mg/l未満・・・硬水
- 180mg/l以上・・・非常な硬水
<日本の基準>
- 0~100mg/l・・・軟水
- 101~300mg/l・・・中硬水
- 301mg/l以上・・・硬水
赤ちゃんのミルクに天然水のウォーターサーバーを使う場合は、WHO基準の硬度60以下の軟水を使うと安心です。
70度以上の温度設定が可能
温度設定可能なウォーターサーバーを選びましょう。
一般的なウォーターサーバーの温水は、80~90度で自動的に加熱されます。料理やその他用途であれば、とくに問題ありませんが、赤ちゃんのミルク作りにおいては、70~75度程度の温水が理想です。
少しでも早く冷ましたいと考えるのであれば、70度台に設定できるウォーターサーバーを選ぶのがおすすめします。
チャイルドロックの有無
お子さんがいるご家庭で使うウォーターサーバーには、チャイルドロックは欠かせません。
チャイルドロックとは、かんたんに温水・冷水が出ないようにする安全機能のことです。もし、チャイルドロックが付いていないと不注意に熱湯をうっかり出してしまい、火傷を負ってしまう可能性もゼロではありません。
そのため、小さな子どものいるご家庭であれば、安全性も重視して、チャイルドロック機能やカバーがついているウォーターサーバーを探さなければなりません。またケガ防止以外にも、「子どものいたずらを防止」にも役立ちます。
基本的な機能としては、以下の項目がクリアしているウォーターサーバーを選びましょう。
- 1歳以下の子どもの力ではお湯が出せないようにする
- チャイルドロックを解除する手順は2段階以上
赤ちゃんや子供用のお得なプランがあるか
メーカーによっては、子育て世帯や妊娠中の人向けに「お得なプラン」を用意しています。赤ちゃん用のミルクに使いたい場合は、これから紹介するメーカーから選び、賢く利用することをおすすめします!
プレミアムウォーター
プレミアムウォーターには、妊娠中または5歳以下のお子さんがいる家庭であれば、お得な料金で利用できる「子育て応援プランマムクラブの限定プラン」があります。
プラン内容としては、通常8,800円(税込)かかる「有料設置サービス」を無料に。また、毎月のサーバーレンタル料がお得な価格に設定されていたり、配送料は無料になったりとお得に利用可能です。
詳細や注意事項についてはプレミアムウォーター株式会社の公式ホームページを見てみてくださいね。
アクアクララ
アクアクララは、妊産婦さんや6歳以下の未就学のお子さんがいる家庭向けに、子育てアクアプランを提供しています。
毎月の月額料金から550円の割引や、グッズのプレゼントなど、お得な特典が受けられます。詳しくは、公式サイトの子育てアクアプランのページをご覧ください。
また、アクアクララには最大で3ヶ月試せる、【子育てアクアお試しセット】があります。お試しセットを利用すると、通常10,860円のところ2,700円というお得な割引料金に。
ウォーターサーバーの設置に悩んでいる場合は、一度お試ししてみるのもいいですね。
富士桜(ふじざくら)命水
富士桜命水は、妊娠中のママから中学生(15歳以下)の子どもがいるご家庭を対象とした「ママ応援プラン」があります。
プラン内容としては、ウォーターサーバーレンタル料金6ヶ月分(4,400円相当)の無料や、富士山の天然水ふじざくら命水11.5リットル×6箱(10,000円相当)もらえます。
それ以外にも、毎回の注文時には割引価格で購入できたり嬉しい内容が盛りだくさん。安心安全・信頼の国産ウォーターサーバーを使いたいという方にはおすすめです♪
詳しくは、公式サイトの子育てページをご覧ください。
クリクラ
クリクラでは、妊婦さん〜7歳以下のお子さまをもつママ・パパを対象にSMILEキッズプランを提供しています。
このプランをチョイスすると、ボトル1本分の料金1,460円(税込)で3本も貰えたり、初月あんしんサポートパック料金460円(税込)が無料になるサービスを受けられるのが魅力。
また、年1回あるサーバーメンテンナンス時に、ボトル4本プレゼントという特典がついています。
「まずはお試しから」という方でも、入会金やサーバーレンタル料、宅配料がかからず、クリクラボトル1本を無料でお試しできますよ♪
まとめ
ウォーターサーバーはあると便利だとわかりつつも、赤ちゃんに飲ませるミルク作りに使うとなると心配になる人も多いかもしれませんが、以下の規定を満たしていればウォーターサーバーを使っても問題ありません!
- 軟水であること
- 70度以上の湯温であること
デリケートな赤ちゃんですが、これらを満たしていればウォーターサーバーを使用しても問題ないといわれています。ぜひ、生活に取り入れて毎日のミルク作りを手軽にしちゃいましょう♪
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