子育てしている中で、最初にぶち当たった大きな壁といえば「トイレトレーニング」でした。
我が息子は「挑戦→失敗→反省→再挑戦」を繰り返し、トイトレを始めて約1年半でめでたくオムツ無しボーイになれました。
1年半…。どうです?この期間。
長く感じますか?それとも「それくらいでオムツ取れるんだー!楽々じゃーん」と思いましたか?
前者の方が多いのではないでしょうか。けど、ここまで時間がかかるのは、あまり無いパターンと考えてOK。
それでは、なぜ私がここまで時間がかかったのか?
それは、息子にとってトイレトレーニングを始めるタイミングが適切ではなかったから、だと思っております。
トイトレをな始める前に事前知識として、「何歳から始めるべきなのか?」「始めても良い目安は何なのか?」「スムーズに進められる方法」を理解しておけば、もう少しラクにオムツ無しボーイになれたのかな、と思っています。
そこで今回は、これからトイトレを始めるママたちの参考になればと、始めるタイミングや進め方について紹介します!

トイレトレーニングを始める年齢の目安
トイトレは、2歳から3歳にかけて始めるのが一般的と言われています。
理由としては、「膀胱におしっこをためられる量が増える」「自分の意思を伝えられるようになる」など、子どもの発達が関係しているからです。
とはいえ、そもそも子どもの発達には個人差がありますよね。
例えば、1歳半くらいから上手にお話できる子もいれば、3歳過ぎてやっと2語文が言えるようになる子もいます。
ちなみに、息子は3歳を過ぎてやっと言葉が出てくるようになった「発達ゆっくりさん」です。(現在療育に通っています)
そんな息子に対して、2歳過ぎからトイトレを始めてしまったもんだから、思ったようにスムーズに進められず悪戦苦闘…。結果として、1年半経過した「3歳半」になってようやくオムツが取れました。
なので、あくまでも始める年齢は目安として考え、あとはお子さんの成長に合わせて、トイトレを始めることをおすすめします!
トイレトレーニングを始める発達の目安は?
トイトレをスタートさせる際には、年齢にくわえお子さんの発達の進み具合も考慮しましょう!ここでは、以下3つのポイントをご紹介します。
- おしっこの間隔が2時間以上あく
- 上手に1人で歩いたり、しゃがんだりできる
- 自分の気持ちを伝えられる
それぞれについて、詳しく見ていきましょう!
おしっこの間隔が2時間以上あく
「トイトレをスタートさせようかな?」と考えたとき、最初に意識してほしいのが「おしっこをする間隔が2時間以上あいているか否か」ということ。
おむつを取り替えてから2時間以上経過し、おむつが濡れていないようであれば、膀胱にある程度おしっこをためられるようになったことを意味します。
もし、30分・1時間単位でおしっこをした形跡が見られるのであれば、もう少し様子をみたほうが良いかもしれません。
上手に1人で歩いたり、しゃがんだりできる
上手に一人歩きができるようになることも、トイトレを始めるきっかけの一つです。
平均的に、1歳前後から歩き始めると言われていますが、それ以外にも「しゃがむ・ジャンプする動作」も欠かせません。
これらの動作ができれば、トイレまで自分で歩いて行けたり、補助便座やおまるに安定して座ったりすることができるので、トレーニングを進めやすくなりますよ。
自分の気持ちを伝えられる
「(おむつにおしっこして)気持ち悪い」「おむつ取り換えて」「ちっち(おしっこ)したい」など、子どもが自分の意思をしっかりと伝えられるようになることも重要です。これは、おしっこをする感覚がわかり始めた証拠でもあります。
意思が伝えられるようになれば、ママやパパとしてもトイレに誘いやすくなりますし、お子さん自身もトイレへ意識を向けられるようになるはずです。
自分の気持ちや意思は、2歳ごろになると伝えられるようになりますが、前述の通り言葉の発達には個人差があります。お子さんの状況をみて、「ちっち でた」「トイレ いきたい」など、2語文が話せるようになり、コミュニケーションがとれるようになってから、トイトレを始めてみてくださいね!
トイレトレーニングで気を付けるべきこと
トイトレは、一朝一夕で完了まで進められるものではありません。
ママ・パパとお子さんがストレスなく気長に進められるように、以下3つの点に気を付けながらスタートしましょう!
- トイレは常に清潔に、明るい雰囲気にする
- 子どもに無理強いしない
- 親子ともども挫けそうになったら無理せず一旦休憩しょう
それぞれについて、以下にご紹介します。
トイレは常に清潔に、明るい雰囲気にする
トイトレを始めるうえで1番気を付けたことは、「トイレに嫌悪感を抱かせないこと」です。
それには、トイレは常にキレイな状態にしておくことがポイント!
さらに、お花を置いたり、子どもが好きなキャラクターグッズを配置したりと、子どもが率先してトイレに行きたくなるような環境づくりを心がけましょう!
子どもにトイトレを無理強いしない
トイトレを始めた際、「おしっこはトイレでするよ」と伝えても、なかなかトイレに行ってくれないものです。なぜなら、おむつをしているのに、わざわざトイレに行く行動が子供にとって「面倒なこと」であるから。
「トイレに行きたくない」と言われた場合には、ママは決して「ダメ!トイレに行くの!」と無理強いするのではなく、「いつならトイレに行けそうかな?」などと、子どもの気持ちを尊重することも大切です。
おむつ卒業は子どもにとっては、「別にしなくてもいいこと」。親にとっては、「どうしてもしてほしいこと」。
この気持ちの差が、トイトレがスムーズに進められない原因にもなり得るので注意しましょうね!
親子ともども挫けそうになったら無理せず一旦休憩しょう
トイトレは、「スムーズに進められるもの」と考えないようにしましょう。
もちろん、「3日でおむつ卒業した!」というケースもありますが、実際のところママ友に聞いてみると「数か月は普通にかかった」ということもザラにあります。なかには「2歳の夏に始めたが失敗に終わり、翌年の夏に再スタートしてやっとおむつが取れた」というケースもよく聞きます。
トイトレを進める中で、「トイレに誘っても来てくれない」「何度も失敗する」というように、諦めや疲れがたまってきたら、お休みする勇気も必要です。現に私も、約1年半トイトレをするなかで何度も「挑戦→お休み→挑戦」を繰り返してきました。
期限を決めてトイトレをしている方にとっては、途中でお休みすることは考えにくかもしれませんが、その状態で続けるのは親子にとって大きなストレスになります!潔く一旦休憩し、時期を改めてまた再開するようにしましょう!
トイレトレーニングにはどんな準備が必要?
実際にトイトレを始めるにあたり、どのような準備をしておくとスムーズに進められるのでしょうか。必要な準備と欠かせないグッズをそれぞれご紹介します!
必要な準備
- トイレが楽しい場所と認識させる準備
- 清潔、きれいにする
- 排泄はトイレでするものと認識させる
まずは「トイレは楽しい場所」であることを認識させるために、お子さんが楽しくなるグッズを置いておきましょう。
例えば、補助便座を子どもが好きなキャラクターにしたり、いつも使っているトイレットペーパーを模様&香り付きにしたりするのがおすすめ◎!併せて、トイレは常にキレイな状態を保ち、子どもに不快感を与えないことも重要です。
また、いきなりトイトレを始めるのではなく、ママやパパがトイレに行くときに一緒に連れていくなど「おしっこはトイレでするもの」という認識を日々うえつけることもポイントです!
必要な物
- 補助便座&踏み台
- ビニール素材のトイレマット
- シールブック
- 布パンツ
それぞれについて、以下に詳しく説明します!
補助便座&踏み台
お子さんが実際にトイレで排泄する際には、補助便座が必須。お尻が小さい子どもにとって、補助便座のない便座は「トイレに落ちてしいそう」「トイレが怖い」というネガティブなイメージを与えてしまうからです。
また、便座に小さな子どもが座るには、踏み台も欠かせません。踏み台があれば、自分で座ったり立ったりの動作がスムーズになります。さらには、足の裏が踏み台につくことで踏ん張りがきき、お腹に力が入りやすく排泄がスムーズに◎。
ちなみに踏み台は、トイレの広さに合わせて選びましょう!スペースに合わない大きさの踏み台だと、置き場所に困ったり、大人がトイレを使うとき邪魔に感じたりしてしまいますからね。
拭けるトイレマット
トイトレ中は、便座まで間に合わず漏らしてしまうことも多々あるため、トイレマットのお洗濯は頻繁に行うことになります。そこで、拭けるタイプのトイレマットが断然おすすめ!
しかも、以下のような防臭・抗菌作用も施されているアイテムを選べば、衛生面でも安心です。
シールブック
トイトレで必要な物の定番として挙げられるのが「シールブック」。トイレで排泄が成功した際、シールを貼ってもらうことで達成感やモチベーションアップにつながります。
シールブックは、たくさんの種類が売られていますが、ここでもお子さんが好きなキャラクターのモノにすると、「トイトレは楽しいもの!」と認識し、もっと意欲的になってくれるかもしれません!
布パンツ
トイレで排泄ができるようになれば、おむつから布パンツに切り替えるタイミングです。
当然のことながら、最初のうちはお漏らしすることが多々あります。ママ的には、お洗濯やお掃除が大変になり少しテンションが下がります。私も毎回、心の中でため息ついていました。
だけど、子どもにとってお漏らしすることは、「おしっこはトイレでするもの」という意識を高めるきっかけになります。トイトレ最中で布パンツに切り替えるのは、なかなか勇気がいりますが、トイトレに必要なプロセスと思うようにしてくださいね!
ちなみに、布パンツには、吸水加工された「トレーニングパンツ」と、吸収加工されていない一般的な「布パンツ」があります。
トレーニングパンツのメリットは漏れ防止ですが、生地が何層にも重なっているため、お洗濯のあと乾きにくいのが難点。一方、一般的な布パンツは漏れ防止できませんが、お洗濯後には乾きやすくお子さんにとっても履き心地が抜群です。
どちらを買えばいいのか迷う際には、それぞれ半分ずつ用意しておくと安心です。

布パンツに関しては、お子さんの好きなキャラクターや色を選んであげてくださいね♪
トイレトレーニングの進め方
いきなり、布パンツを履かせて「今日からおしっこはトイレでしょうね~」と言っても、子どもにとっては受け入れがたいものです。
ひとつずつ段階を踏んで、お子さんの様子をみながら進めるのがトイトレ成功への1番の近道ではないかな?と個人的に思っています。
ここでは、トイトレの進め方を順を追って解説していきます!
トイレへの興味をひく
まずは、トイレに興味をもってもらいましょう。
これまでおむつ生活をしていた子どもにとって、トイレへの関心は薄いはず。関心がないというのは、トイレで何をするのかさえも理解していない状態であるといえます。
子どもにとって、興味や関心がないことを肯定的に捉えるのは難しいかもしれません。何度も言うように、トイレに苦手意識を持たれるまえに、「トイレは(おしっこやうんちをして)すっきりする場所」であることを覚えさせることから始めましょう!
それには、ママやパパがトイレに行く際に連れて行ったり、絵本やDVDでトイレに関心をもたせたりする方法がおすすめです。
トイレに誘い便座に座らせる
おしっこがしたい様子がみられた際には、トイレに誘い便座に座らせてみましょう。もちろん、その時は補助便座を付けた状態で!
万が一、トイレに行くのはOKだけど便座に座るのは嫌!と言うのであれば、無理強いせずトイレに興味を持ってもらう工夫をしてみましょう。
トイレに行った際には、排泄ができる状態で便座に座らせ「おしっこしようか?」と声がけを。そこで、排泄ができなくても、叱ることはせず「トイレまで来れたこと」「便座に座れたこと」を褒めてあげましょうね。
布パンツにチャレンジ
トイレで排せつできる回数が増えてきたら、ついに布パンツの登場です!
ポイントしては、最初のうちは「◯時間だけ」と短時間だけにしましょう。長時間布パンツで過ごさせてしまうと、その分「漏らしてない?漏らさないでよ!」と、ママは気疲れすること…に。
お子さん自ら「トイレに行きたい」と積極的に言えるようになってから、布パンツをはかせる時間を増やしていきましょうね!
まとめ
トイトレは、2歳から3歳にかけてスタートするのが一般的と言われています。
しかし、子どもの成長発達には個人差があります。そのため、始める年齢は「目安」と考え、あとはお子さんの成長に合わせて、トイトレを始めることをおすすめします!
<トイトレを始める目安の成長発達>
- おしっこの間隔が2時間以上あく
- 上手に1人で歩いたり、しゃがんだりできる
- 自分の気持ちを伝えられる
トイトレは、一朝一夕で完了しません。
長い時間かけて、お子さんとママ・パパが負担にならないように進めていくのが1番のポイントです。
疲れたとき・ストレスがたまったときには、一旦トイトレをお休みするなど、無理なく行うようにしましょうね!
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