子供の成長にともない気になってくるのが「生活音」。
とくに賃貸住宅に住んでいると、子供が跳ねたり、走り回ったりするだけで「下の階の人に迷惑かけていないか」「横の人に文句言われないか」と、ハラハラしちゃいますよね。
地団駄を踏む「ドンドンっ」、部屋中駆け回る「ドスドスっ」、イヤイヤ期の泣き声や叫び声「い~や~だぁー--ギャー!!」
これらの生活音はご想像通り、なかなかの音を発します。そのため、気になった時点で対策を講じておくのが、とても賢いやり方だと思います!
今回は、気になる子供の生活音の概要と騒音対策についてご紹介します。

現在5歳の男の子を育てている、まんまです。よろしくおねがいします♪
- 探究人間です。イイモノ・使いやすいものを見つけるのが得意です。
- 息子は歩き始めた1歳くらいから、その場でジャンプしたり、地団駄踏んだりで結構な騒音を発していたと思います…。
子供の生活音なぜ響く?
そもそも生活音には、空気で伝わる音、壁や床が振動して発生する音があります。
空気で伝わるものには泣き声や話し声、テレビ音などがあり、壁や床などの「空気」を通して聞こえてくるもの。そのため、空気を遮断したり、部屋を密閉状態にしたりすることで低減できる音です。
一方、子供が走ったり力強く歩いたりするときに出る、「振動を伴う音」は家の構造自体が振動しにくい仕様になっていないと、防ぐことは難しいといえます。
ちなみに、これらの生活音の漏れを防ぐ・外からの音を遮断する程度を表す言葉として「防音性」というものが存在します。防音性は建物の構造「木造」「鉄骨」「鉄筋コンクリート」によって異なり、生活音対策を考える際には、構造ごとの防音性の違いを知っておくことが大切です。
それぞれの特徴について、以下に見ていきましょう!
木造住宅の場合
この中で最も防音性が低いのは「木造住宅」です。
木は通気性の良さから、音を通しやすい性質があります。なおかつ、木造は壁そのものが薄いことが多く、音漏れしやすいとも…。なぜなら、「木は通気性が良い」という利点(湿気や熱が部屋にこもりにくい)を持ちますが、その裏に音を通しやすい性質があるからです。
そのため、木造の賃貸住宅で子育てしているママは、かなりのストレスを抱えているかもしれません!ですが、これから紹介する防音対策をとれば軽減することは可能です!
鉄骨住宅の場合
鉄骨住宅の建材には、「軽量」「重量」の2つが存在し、それぞれ「骨組みの厚さ」が異なります。
この厚さは、耐震性能に大きくかかわってくる部分ですが、防音性能にも影響を与えます。当然、「重量」の方が厚みがあるため、その厚い壁が音の緩衝材になり防音効果を強くすることに。
軽量においては、木造と構造が似ており「木造よりはとやや優れている」といった感じ。壁自体の防音性は木造とあまり変わらず、気密性が高い分だけ音漏れが少ないのが特徴です。
現在、軽量鉄骨の賃貸住宅なら、木造住宅と同じく防音対策がしっかりとることをおすすめします!
鉄筋コンクリートの場合
この中で最も防音性が高いのが「鉄筋コンクリート造」です。「RC造」とも呼ばれていますね。
床下や壁が、コンクリートで作られているのが特徴。コンクリートは、重量が重く防音性が高いので、防音性を求めるなら絶対に「RC造」がおすすめです。
とはいえ、同じRC造でも賃貸物件によって防音性が異なる点には注意が必要です。
気になる子供の生活音やっぱり騒音対策はすべき?
子供から発せられる生活音は、窓から、壁から、空気など、さまざまな場所から、下の階やお隣さんに届いてしまいます。
このような、子供の生活音が要因となり、ご近所トラブルにつながるケースも多々あります。
だけど、無邪気に走ったり、飛んだり、泣いたりするのが、子供の仕事のようなものです。しかも、大人のように「気を付ける」ことができないため、「親」が対策を講じなければなりません。
実は、いつもの生活にちょっとした工夫を施せば、賃貸でも防音対策が可能です。
次項では、考えうる対策をピックアップしてみたので、是非試してみてくださいね♪
子供の生活音を解決!騒音対策の方法&効果的なグッズ
それでは、気になる子供の生活音の軽減を目指すために、騒音対策とそれに伴い効果的なグッズを紹介します。
わかりやすいように、壁・窓・床に分けて解説しますので、ご自宅に必要だと思う箇所をチェックしてくださいね!
壁の防音対策
壁の防音対策に有効な方法は、次の通りです。
- 壁に布を貼る
- 吸音パネルや遮音壁材を設置する
- 壁に沿うように家具を配置する
まず、壁全体を布などで覆ってしまう方法が効果的。「直に壁」よりかは、布が音を吸収してくれます。
その際、薄い布よりも帆布(はんぷ)生地やキルティング生地などの厚みがあるものがおすすめ。
なお、あまりにも暗い色を選らんでしまうとお部屋全体がどんよりしてしまうのでNG!お部屋の雰囲気に合わせた明るめの色合いが◎
次に、遮音壁材もおすすめ。布を貼るよりも費用はかかってしまいますが、防音効果はかなり高いです。
そして、この中でも「部屋の壁沿いに家具を配置する方法」は手軽にできて、なおかつ防音対策にも効果的。
ポイントとしては、背が低い・小さめな家具よりは、なるべく大型の家具を設置しましょう!
具体的には、本棚や洋服タンスなど「なかにモノを入れる家具」を配置するのがおすすめです。また、壁沿いに家具を置くことによって、子供が隣のお部屋をドンドンとたたくことができなくなる点も◎。
ただし本やタンスなどの大型家具には、地震が起きても倒れて来ないよう、しっかり免振対策もしておきましょうね!
<効果的なグッズ>
窓の防音対策
窓の防音対策に有効な方法は、次の通りです。
- 窓、ドア、カーテンを閉める
- 防音カーテン、防音レースを付ける
- 二重窓を取り付ける
まず、窓の防音対策として基本なのが、家中の窓・ドア・カーテンを閉める方法です。とくに窓においては、開閉の有無にとって、音漏れ度合いに差が生じます。
ですが、このご時世こまめな換気を目的として、窓を開ける方も多いと思います。その場合でも、お子さんが泣いたり、ドンドンと鳴るような振動が激しくなる遊びをいていたりするときは、窓を閉めるよう心掛けると良いかもしれませんね。
また、カーテンも効果的なんです。壁の防音でもお話したように、布は音を吸収してくれるため、日中の明るい時でも生活音が気になるときは、カーテンは閉めることをおすすめします!
さらに、防音仕様に施されたカーテンやレースを選ぶことで効果がグッと上がりますよ~。一般的なカーテン・レースよりは値段は張りますが、防音効果には優れているので試してみてください。
窓からの出る生活音を徹底的に防ぎたいのであれば、二重窓が◎。二重窓とは、窓枠1つにつき外窓と内窓の2つのサッシがつけられているものです。
窓ガラスが2重になっていることで、その分部屋の中の音が漏れにくくなります!ただし、賃貸に二重サッシを取り付けるには大家さんの承認が必要です!
<効果的なグッズ>
床の防音対策
床の防音対策に有効な方法は、次の通りです。
- 厚手のラグやカーペットを敷く
- ジョイントマットを敷く
- 家具の脚にカバーを付ける
最近のお家だとほとんどの場合、床がフローリングになっていますよね。何も敷いていないフローリングは、足音だけでも下の階に丸聞こえ。おそらく、力加減を気にしないで元気に走り回る子供の足音は、かなりの騒音として受け取られているかもしれません。
そのため、フローリングには必ず厚手のラグやカーペットを敷くようにしましょう。
ここでポイントなのが「厚手」ということ。薄手だとどうしても効果は得られにくいので、防寒対策にもなるような、ふかふか生地のものをチョイスしましょうね。
また、お子さんがとくに活動的に遊ぶ部屋には、さらにジョイントマットを敷くと◎。
マットのクッション性が振動を吸収してくれるので、防音しにくい「振動音」を軽減させてくれます。しかも、お子さんが転んでもケガしにくいので安心です!
くわえて、家具の脚にはカバーを付けましょうね。家具を移動させる音や引きずる音も振動として伝わり、下の階に響きやすいので注意が必要です。
<効果的なグッズ>
子供の生活音対策!近所の人と良好な関係を築くこともポイント
子供の生活音対策の基礎として最も大切なんだけど、忘れがちなこと。それは、入居時または子供が生まれたタイミングで、ご近所さんへあいさつすることです。
事前に、「◯歳の子供がいて、お騒がせするかもしれません。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。」や「子供が産まれたので泣き声が響くかもしれません」などと、一言断っておくだけで容認してくれるようになります。
意外と「いいのよ、気にしないでね」と言ってくれるかもしれません。それだけで、ママやパパの気持ちも楽になるものです。
また、外でたまたまあった際にも「いつも騒がしくしてすみません」と一言伝えるのも◎。このように、近所で偶然すれ違った際にも、気持ちの良いあいさつを心がけるだけで、好印象を与えることができますよ!
子供の生活音解決しないなら引っ越しも検討
ここまで、子供の生活音対策についてお話してきましたが、対策をとっても騒音を「ゼロ」にすることは難しいといえます。
また、下の階や横の住人にあいさつ周りしても、常に「ご近所さんに迷惑かけていないか」という不安は完璧には拭えないかもしれません。
ですが、子供は単純に遊んだり、笑ったり、泣いたりしているだけ。そんな普通のことにストレスを抱え、イライラする日々を送るのは嫌ですよね、
そうであれば、このタイミングで戸建て住宅への引っ越しを検討してみてはいかがでしょうか。
戸建てに引っ越したら子供の生活音が気にならなくなります
我が家の場合は、息子が生まれる前に戸建て住宅を購入し現在も暮らしています。そのおかげで「子供が発する生活音」のストレスはゼロです。
どれだけ、ソファからジャンプしても、おもちゃを床に投げ捨てても、私が子供に怒っている声も、誰にも迷惑かけていないということだけで、落ち着いた気持ちで子育てできています!

ちなみに、2歳の娘ちゃんがいる私の友達は現在賃貸住まい。やはり生活音が気になるようで、戸建て住宅の購入に踏み切ったようです。
ですが、「家を購入する」ということはなかなかの勇気がいるもの。一生に一度の大きな買い物ですからね。お金のこと、引っ越しのこと、家購入までの道筋など想像しただけで不安しかないと思います。
例えば、
- 今の所得で家を購入しても払っていけるのか
- 無理なローンを組まされないか
- そもそもローンを組めるのか?
このようなことを考え、戸建て住宅の購入をなかなか踏み切れない人も多いのではないでしょうか?
しかし住宅購入においては、現状の住まいに不憫さを感じたときがタイミングだと思います。つまり今回の「子供の生活音問題」が戸建て住宅購入のきっかけになるのではないでしょうか。また、お子さんの成長にともない、部屋が手狭に感じてきた頃でもあるはず。
とはいえ、ここまで言っておいてあれですが…。家を買うってやっぱり難しいです。
戸建て住宅をゲットしたい!けど不安…どうしたらいいのか?
我が家も、工務店の人・銀行の融資の人と何度もやり取りしました。そのなかで、住宅販売のプロに相談することで、スムーズにマイホームゲットまで進められました。
家を買うべきか買わないべきか教えてくれるし、不安を取り除いてくれたり、後悔の無い将来設計までしてくれたりします。
少しでも「そろそろマイホームが欲しいな…」「どうやって家を買うんだろう」と悩まれているのであれば、ieyasu(イエヤス)に相談してみるのもありです。
ieyasu(イエヤス)では、「賃貸」と「購入」どっちがお得?という疑問や、それぞれのリスク。無理のない支払いで今より快適な暮らしがしたいという希望にも親切・丁寧に相談にのってくれます。もちろん、相談は完全無料。面談の回数制限もなく、オンラインでも可能です。
「住宅購入に興味はあるけど、不安しかない…」という方なら、ぜひ気軽に相談してみてくださいね(^^)
マイホームをゲットして騒音問題から解放されたら、のびのびと子育てできますよ~!
【子供の生活音】走る音/泣き声/物を落とす音…もうストレス溜めない!騒音対策法を紹介のまとめ
子供が走る音・物を落とす音・泣き声・笑い声、これらの生活音は、窓から、壁から、空気など、さまざまな場所から、下の階やお隣さんに届いてしまいます。これらの生活音が原因で、ご近所トラブルにつながってしまうケースがあります。
しかし、子供の生活音を強制的に止めるのは難しいため、「親」が気付いた時点で対策を講じなければなりません。ぜひ、今回紹介した賃貸でも可能な防音対策を参考に実践してみてくださいね!
コメント